認知症サポート医

認知症サポート医(役割・かかりつけ医との違い・家族の相談先)

認知症サポート医は、かかりつけ医の相談役になり、地域の医療と介護をつなぐ医師です。国の要綱が定める役割に、家族からの相談を受けることは含まれていません。何をする医師か、家族はどこに相談するか、名簿の見方を、厚生労働省などの資料で確認します。

このページで確認すること

認知症サポート医の役割、かかりつけ医との違い、家族の相談先、名簿の見方を確認します。個別の医療機関の紹介や、受診先の推薦は行いません。実際の相談先は、お住まいの市区町村・地域包括支援センター(市町村が設置する高齢者の総合相談窓口)です。

サポート医の役割

認知症サポート医は、認知症の診療に習熟した医師が養成研修を修了して担う役割です。国が定めた事業のルール(認知症地域医療支援事業実施要綱)は、役割を3つ挙げています。

サポート医の役割(確認日: 2026年10月4日)
区分実施要綱に書かれている内容
相談役・アドバイザーかかりつけ医等の認知症診断等に関する相談・アドバイザー役となるほか、他の認知症サポート医との連携体制の構築
連携づくり各地域医師会と地域包括支援センターとの連携づくりへの協力
研修の企画・講師都道府県・指定都市医師会を単位とした、かかりつけ医等を対象とした認知症対応力の向上を図るための研修の企画立案及び講師

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3つの役割は、いずれもかかりつけ医や地域の関係機関を支えるものです。厚生労働省の「主な認知症施策」のページも、サポート医を、認知症初期集中支援チームのバックアップとかかりつけ医の相談役を担う医師として説明しています。

認知症初期集中支援チームは、家族の相談などで認知症が疑われる人を訪問し、必要な医療や介護につなぐ専門職のチームです。内容は認知症初期集中支援チームのページで確認できます。

かかりつけ医との違い

厚生労働省の概要資料は、かかりつけ医(普段から診てもらう身近な医師)とサポート医の役割を並べて示しています。資料は、家族の不安への理解をかかりつけ医の役割に、かかりつけ医への助言をサポート医の役割に挙げています。

資料に挙げられている役割(確認日: 2026年10月4日)
区分資料に書かれている内容
かかりつけ医早期段階での発見・気づき/専門医療機関への受診誘導/一般患者として日常的な身体疾患対応/家族の介護負担、不安への理解
認知症サポート医かかりつけ医研修の企画立案・講師/かかりつけ医の認知症診断等に関する相談役・アドバイザー/地域医師会や地域包括支援センターとの連携づくりへの協力/認知症医療に係る正しい知識の普及を推進

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同じ資料は、「身近なかかりつけ医が認知症に対する対応力を高め、必要に応じて適切な医療機関に繋ぐことが重要」と書いています。認知症の鑑別診断や専門医療相談を行う医療機関として、都道府県などが指定する認知症疾患医療センターがあります。内容は認知症疾患医療センターのページで確認できます。

家族の最初の相談先

実施要綱が挙げる3つの役割に、認知症の人や家族からの相談を受けることは入っていません。家族の最初の相談先になる窓口の例として、確認した資料には次の2つがあります。

  • かかりつけ医: 厚生労働省は、身近なかかりつけ医が必要に応じて適切な医療機関につなぐことを重要としています。
  • 地域包括支援センター: 埼玉県は、認知症疾患医療センターへの相談の入口として、最寄りの地域包括支援センターへの連絡を案内しています。探し方は要介護認定の申請のページで確認できます。

市町村の認知症地域支援推進員も、認知症の人や家族への相談支援を役割の1つとしています。

サポート医の名簿の見方

実施要綱は、研修修了者の同意を得たうえでリストを作り、市町村や地域包括支援センターに配布するなどして、認知症の人や家族の受診の利便性に役立てるとしています。名簿は、家族が受診先を探すときの手がかりとして位置づけられています。

公開の仕方は自治体で異なります。大阪府は、公表に同意した医師の名簿を、医師の氏名・医療機関名・所在地・電話番号の形で載せています。

大阪府の利用上の注意には、掲載情報が変わっている場合があること、外来診療を実施していない医療機関があること、詳細は各医療機関に問い合わせることが書かれています。名簿に載っていても、その医療機関で認知症の診察を受けられるとは限らないため、受診前に医療機関へ確認する必要があります。

養成研修のしくみ

サポート医になるための研修は、国立長寿医療研究センターが実施しています。資料から確認できた内容は次のとおりです。

養成研修のしくみ(確認日: 2026年10月4日)
項目資料に書かれている内容
実施主体都道府県及び指定都市。国立長寿医療研究センターに委託して実施する
対象の医師地域で認知症の診療(早期発見等)に携わっている医師、またはサポート医の役割を適切に担える医師。実施主体の長が、都道府県・指定都市医師会と相談のうえで認めた人
方法原則として、オンライン研修と集合研修を組み合わせた形式(令和7年度の要綱)
修了者数2025年度末現在の累計研修修了者数は16,621人
修了後の研修サポート医等を対象に、診断・治療・ケア等の研修、症例検討、グループ討議などを行うフォローアップ研修がある

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修了者数は累計の人数です。お住まいの地域の人数や、名簿に載っている人数ではありません。

未確認のまま扱っている事項

  • かかりつけ医とサポート医の役割を並べた概要資料は、認知症施策推進大綱の時期のものです。現在の国の計画での扱いは確認していません。
  • お住まいの都道府県・市区町村で、名簿が公開されているか、どの範囲まで公開されているかは確認していません。大阪府の例は一例です。
  • 名簿に載る医療機関が、家族からの相談や受診の申し込みを受けるかは確認していません。費用も確認していません。
  • 認知症の専門医の資格(学会の専門医)とサポート医の関係は確認していません。

認知症に関連するその他のページ: 認知症ケアパス、在宅医療・介護連携推進事業、若年性認知症支援コーディネーター、認知症高齢者の日常生活自立度、認知症の見守りSOSネットワークのページも確認できます。

公式根拠

確認日: 2026年10月4日。個別の医療機関の紹介・受診先の推薦は行いません。実際の相談先は、お住まいの市区町村・地域包括支援センターでご確認ください。

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