介護が始まる前後・全体像

人生会議(ACP)とは(親と話し合う内容・進め方・厚生労働省のガイドライン)

人生会議は、親が望む医療やケアを元気なうちに家族と話し合う取組です(話し合う4つの問い・ガイドラインの要点)。厚生労働省の公式資料で確認した内容だけを整理します。

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人生会議とは、もしものときのために、本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。英語ではアドバンス・ケア・プランニング(ACP)といいます。このページでは、厚生労働省が示す話し合いの進め方と、意思決定のガイドラインの要点を整理します。親にどの医療を選ぶべきか、書面をどう作るべきかは判断しません。

話し合う4つの問い

厚生労働省の人生会議のリーフレットは、話し合いの進め方の例として、次の4つの問いを挙げています。

人生会議の話し合いの進め方の例(厚生労働省リーフレットによる)
順番問い
1あなたが大切にしていることは何ですか
2あなたが信頼できる人は誰ですか
3大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを、信頼できる人や医療・ケアチームと話し合いましたか
4話し合いの結果を、大切な人たちに伝えて共有しましたか

表は横にスクロールできます。確認日は2026年10月14日です。

リーフレットには、誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があること、心身の状態に応じて意思が変化することがあるため、何度も繰り返し話し合うことが大切だと書かれています。

意思決定のガイドラインの要点

厚生労働省は「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(平成30年3月改訂)を公表しています。医療・ケアの方針を決めるときの考え方として、次の点が書かれています。

  • 医師等から適切な情報の提供と説明があり、それに基づいて本人が医療・ケアチームと十分に話し合い、本人による意思決定を基本とする
  • 本人の意思は変化しうるので、話し合いを繰り返す。本人が意思を伝えられない状態になる可能性があるため、家族等の信頼できる人も含めて話し合う
  • この話し合いに先立ち、本人は特定の家族等を、自分の意思を推定する人として前もって定めておくことも重要とされている
  • 話し合った内容は、その都度、文書にまとめておく
  • 本人の意思を確認できないとき、家族等が本人の意思を推定できる場合は、その推定した意思を尊重し、本人にとって最善の方針をとることを基本とする

家族の中で意見がまとまらないときなどには、複数の専門家からなる話し合いの場を別に設けて、検討と助言を行うことも、ガイドラインに書かれています。

親との話し合いで気をつけること

リーフレットには、この取組は本人の主体的な行いによって考え、進めるものであると書かれています。また、知りたくない、考えたくない人には十分な配慮が必要とされています。親に話を切り出すときは、結論を迫るのではなく、親が大切にしていることを聞くところから始める形が、公式資料の考え方に沿います。

毎年11月30日(いい看取り・看取られ)は人生会議の日とされています。厚生労働省は、この取組を広めるイベントや資材(ポスター・動画・学習サイト)も公開しています。

介護の準備の中での位置づけ

よくある質問

人生会議とアドバンス・ケア・プランニングは別のものですか

同じ取組です。厚生労働省のリーフレットは、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取組を「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」と呼ぶと説明しています。

人生会議は一度話し合えば終わりですか

いいえ。本人の意思は心身の状態などに応じて変わりうるため、繰り返し話し合うことが重要だと、リーフレットとガイドラインに書かれています。

話し合った内容は書き残したほうがよいですか

ガイドラインには、医療・ケアの方針を決める過程で話し合った内容を、その都度文書にまとめておくと書かれています。決まった書式があるかは、確認した資料には記載がありませんでした。

よくある質問の答えは、2026年10月14日に下の公式根拠で照合しました。

公式根拠

確認日: 2026年10月14日。個別の医療・ケアの方針の判断は行いません。かかりつけ医、お住まいの市区町村の窓口、担当の地域包括支援センターへご確認ください。

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