居宅サービス

訪問系サービス5種類の違い(来る人・医師の指示・費用)

自宅に来てもらう訪問介護・訪問看護・訪問入浴介護・訪問リハビリテーション・定期巡回の違いを、来る人、医師の指示が要るか、費用の考え方で1つの表にまとめます。各サービスの確認済みの内容を並べたものです。

このページで終える確認

親の介護で「自宅に来てもらう」サービスは複数あり、名前が似ています。来るのがヘルパーか、看護師か、リハビリの専門職か、医師の指示が要るか、費用がどう決まるかが、選ぶ前に押さえる4点です。このページは、この4点を5つのサービスで横に並べます。

どのサービスを使うべきかの判定や、事業所の比較・紹介は行いません。実際の利用は、担当のケアマネジャーと主治医に確認してください。

5つの訪問系サービスの比較表

訪問系サービス5種類の比較(確認日: 2026年10月9日)
サービス来る人・できること対象医師の指示費用の考え方
訪問介護訪問介護員(ホームヘルパー)。身体介護(食事・排泄・入浴など)と生活援助(掃除・洗濯・買い物・調理など)要介護1〜5指示を受ける定めは、基準では確認できない(緊急時は主治医へ連絡する定めがある)1回ごと。内容と時間で決まる(例: 身体介護20分未満で1割負担163円)
訪問看護看護師などが訪問し、療養上の世話や診療の補助を行う。理学療法士などが訪問する形もある主治医が必要と認めた人。要介護・要支援の認定があれば原則は介護保険、一部は医療保険主治医の指示書が必要(基準第69条)介護保険か医療保険かで負担の仕組みが変わる
訪問入浴介護浴槽を自宅に持ち込み、原則として看護職員1人と介護職員2人で入浴を介助要介護1〜5。要支援は「疾病その他のやむを得ない理由」があるとき指示を受ける定めはない。看護職員を介護職員に代える場合に主治医の意見を確認する1回ごと。1回1,266単位(令和6年4月改定)
訪問リハビリテーション理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、医師の診療に基づく計画でリハビリを行う主治の医師が、病状が安定期でリハビリが必要と認めた人医師の指示と計画に基づく(基準第80条・第81条)1回ごと。1回307単位(令和6年4月改定)
定期巡回・随時対応型訪問介護看護定期的な巡回と、通報を受けた随時の訪問。訪問介護員と看護師などが連携する要介護1〜5。要支援1・2は利用できない訪問看護を受ける場合は、主治医の指示に基づく(地域密着型基準第3条の23)1か月ごとの定額が基本。訪問看護を受けるかどうかで金額が分かれる

表は横にスクロールできます。費用の単位数は、1単位の単価(地域で10円〜11.40円など)を掛けた金額の1割・2割・3割が自己負担です。

選ぶ前の確認順

  1. 認定の区分を確認する。訪問介護・訪問入浴・定期巡回は要介護1〜5が対象で、定期巡回は要支援では使えません。認定の流れは要介護認定の申請のページにあります。
  2. 困っている場面を書き出す。食事・排泄・家事の手助けなら訪問介護、自宅の浴室での入浴が難しいなら訪問入浴介護、医療的な見守りや処置なら訪問看護、体の機能を保つ練習ならリハビリ、と場面で候補が分かれます。
  3. 医師の指示が要るものを確認する。訪問看護と訪問リハビリは医師の指示に基づきます。主治医に早めに伝えておくと進みます。
  4. 夜間や急な呼び出しが必要かを確認する。必要な場合は定期巡回が候補になります。使える事業所は親の住所地の市区町村が指定したものが原則です。
  5. 費用の仕組みを確認する。1回ごとのサービスと月額定額のサービスが混ざります。合計は区分支給限度基準額の中で調整されます。
  6. 担当のケアマネジャーに相談する。組み合わせはケアプランに位置づけて決めます。依頼の流れは居宅介護支援のページにあります。

よくある質問

訪問介護と訪問看護はどう違いますか

訪問介護はヘルパーが食事・排泄・入浴や家事を手助けするサービスで、訪問看護は主治医の指示書に基づいて看護師などが訪問するサービスです。訪問看護には、介護保険と医療保険のどちらになるかの分かれ目があります。

入浴の手助けは、訪問介護と訪問入浴のどちらですか

自宅の浴室でヘルパーが手伝うのが訪問介護、事業所が浴槽を持ち込んでスタッフ3人で行うのが訪問入浴介護です。どちらが合うかは、浴室の状態と体調によって変わるため、ケアマネジャーに確認してください。

訪問リハビリと、訪問看護のリハビリはどう違いますか

訪問リハビリは病院・診療所・老健・介護医療院が、医師の診療に基づく計画で行います。訪問看護ステーションのリハビリ専門職が訪問する形もあり、基準上の違いは訪問リハビリテーションのページで比べています。

定期巡回は、訪問介護と何が違いますか

訪問介護は必要な時間帯と内容を決めて1回ごとに頼みます。定期巡回は、定期的な巡回に加えて通報を受けた随時の訪問があり、1か月ごとの定額が基本です。

複数を同じ月に使えますか

組み合わせて使うことはケアプランで決めます。参照した資料では、組み合わせの制限は確認できていません。ケアマネジャーに確認してください。

公式根拠

このページの内容は、各サービスのページで確認した内容を並べたものです。根拠は、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(訪問介護の各条、第50条、第69条、第80条・第81条)、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(第3条の22・第3条の23)、厚生労働省の令和6年4月改定箇所の介護報酬の算定構造、厚生労働省の介護サービス情報公表システムです(確認日: 2026年10月9日)。報酬や単価は改定されるため、利用の際は最新の内容を市区町村で確認してください。

← 自分の準備状況へ戻る