見守り・緊急通報

一人暮らしの親の緊急通報・見守りサービス

緊急通報システムや日常生活用具の給付は、介護保険ではなく市区町村が行う高齢者福祉の事業です。名称も対象も自治体で違うため、二つの市の公式資料を例に、確かめる項目と窓口を整理します。

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緊急通報システムは、ボタン一つで消防などに通報できる機器を、市区町村が一人暮らしの高齢者などに貸し出す事業です。介護保険の認定がなくても、対象になる自治体があります。

ただし、対象者、費用、機器を使える電話回線は自治体ごとに違います。ここでは泉佐野市とみよし市の公式資料で確かめた内容を例に、親の住む市区町村で確かめる項目を整理します。親の住む自治体の実際の条件は、このページでは判定しません。

二つの市の例

緊急通報システムの比較(確認日: 2026年10月10日)
項目泉佐野市みよし市
事業の名前日常生活用具の貸与(品目は緊急通報装置)緊急通報システム(日常生活用具の給付とは別の事業)
対象者市内に住むおおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者、または高齢者のみの世帯の人など緊急事態の発生が予想される65歳以上の一人暮らしの人、一人暮らしの重度身体障がい者、65歳以上の人または重度身体障がい者だけで構成される世帯の世帯主
仕組み機器を貸与します機器一式を貸し出し、ボタンを押すと自動的に尾三消防本部へ通報されます
電話回線原則NTTのアナログ固定電話に設置します。光回線やIP回線などは、条件つきで設置できます原則NTTのアナログ回線が必要です
費用所得に応じた費用負担があります。生活保護世帯、市府民税が非課税の世帯、均等割のみ課税の世帯は0円で、所得割が加算される世帯は全額負担です機器の設置・撤去の費用は市が負担し、通話料金などは本人が負担します
申請先地域の民生委員・児童委員を通じて申請書を地域共生推進課へ出します。市が調査して貸与の可否を決めます窓口は長寿介護課と各地域包括支援センターです

表は横にスクロールできます。泉佐野市の資料は、対象者を「おおむね65歳以上」としています。費用は年度で改定される場合があるとされています。

「日常生活用具」は自治体で中身が違います

同じ「日常生活用具」でも、泉佐野市では緊急通報装置の貸与を指します。みよし市の「高齢者日常生活用具の給付」は、補聴器の購入費の助成で、緊急通報システムとは別の事業です。

みよし市の補聴器の助成は、65歳以上で両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満などの要件があり、購入費の2分の1(市民税課税世帯は上限15,000円、非課税世帯は上限30,000円)です。市から交付決定を受ける前に買ったものは対象外です。

調べるときは、「緊急通報」「日常生活用具」「見守り」「ひとり暮らし高齢者」の語で、親の住む自治体の高齢者福祉のページを探します。名称が違うと、同じ語では見つからないことがあります。

一人暮らしの登録

みよし市には、緊急事態に備えて居住状況や家族状況を前もって登録する「ひとり暮らし高齢者等登録」があります。対象は、市内に住所があり施設に入所していない65歳以上の一人暮らしの人などです。登録の窓口は、緊急通報システムと同じ長寿介護課と各地域包括支援センターです。

親の自治体で確かめる項目

  1. 対象の年齢と世帯(一人暮らし、高齢者のみの世帯、日中だけ一人になる世帯など)
  2. 機器を使える電話回線。親の家が光電話や携帯電話だけのときは、設置できるかを必ず聞きます
  3. 費用(機器の費用、通話料、所得による違い)
  4. 申請の経路(泉佐野市は民生委員を通す、みよし市は窓口に直接)
  5. 購入や設置の前に申請が必要か(みよし市の補聴器助成は、交付決定前の購入が対象外)

窓口がわからないときは、親の住所を担当する地域包括支援センターに聞きます。みよし市の資料では、高齢者福祉の相談先として地域包括支援センターが案内されています。介護が始まる前後に、地域包括支援センターへ何を相談するかは介護開始時の初動対応で確認できます。

離れて暮らす親の準備全体は遠距離介護の準備で扱っています。

よくある質問

要介護認定を受けていなくても使えますか

泉佐野市とみよし市の資料では、対象は年齢と世帯の状況で書かれており、要介護認定は条件に挙がっていません。ほかの自治体は条件が違う場合があるため、親の住む市区町村に確認してください。

光回線や携帯電話だけの家でも設置できますか

どちらの市も原則はNTTのアナログ回線です。泉佐野市は光回線やIP回線でも条件つきで設置できるとしています。自治体と機器の種類で違うため、設置の可否を事前に確認します。

費用はいくらかかりますか

泉佐野市は世帯の所得区分で負担額が変わり、非課税世帯などは0円です。みよし市は機器の設置・撤去の費用を市が負担し、通話料金などを本人が負担します。金額や区分は自治体と年度で変わるため、申請前に窓口で確認します。

どこに申し込めばよいですか

泉佐野市は民生委員・児童委員を通じて地域共生推進課へ、みよし市は長寿介護課または各地域包括支援センターです。親の住む自治体の高齢福祉担当課か、地域包括支援センターに聞くのが確実です。

公式根拠

以下の市の公式資料で確認しました(確認日: 2026年10月10日)。

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